この記事で紹介しているエクセルは、
私が自分の子どもの受験を考えるために、私的に作成したものです。
共通テスト利用の点数を、大学ごとに整理して考えるための参考用であり、
正確な換算点や合否を判定するものではありません。
また、大学ごとに配点や利用方法は異なり、毎年変更される場合もあります。
最終的な確認や正確な点数計算については、必ず公式サイトや模試の結果をご確認ください。
なお、このエクセルは、私の子どもが「3教科型」の共通テスト利用だったため、
それ以外の教科数・方式には対応していません。
あくまで「考えるための材料」として、参考程度に使っていただけたらうれしいです。
共通テスト利用で志望校を考えていく中で、
「今の点数だと、どの大学が現実的なんだろう?」
と悩むことはありませんか。
模試を受けるたびに結果は出ますが、
大学ごとに配点や利用方法が違うため、
そのままでは比較しづらく、頭の中がごちゃごちゃしてしまいます。

模試の結果を見ても、結局どこをどう考えたらいいのかわからない…
実は、河合模試の成績表を見ると、
共通テスト利用の大学別点数が表示されています。
正直に言うと、私も最初はそれに気づいていませんでした。
ただ、それでも
「配点を少し変えたらどうなる?」
「英検利用あり・なしで比べたい」
「模試ごとの結果を並べて考えたい」
と思うようになると、画面を見るだけではもの足りなく感じたのです。

見られるのと、整理して考えられるのは別だよね
私は、模試の結果が出るたびに、
大学ごとに点数を計算し直して比べる作業がとにかく面倒で、
「自分で整理できる表があればいいのに」
と思うようになりました。
そこで、自分の子どもの状況を整理するために作ったのが、
この「大学別点数整理エクセル」です。
正確な換算点を出すためのものではなく、
あくまで
「今の位置を把握する」
「志望校を考える材料にする」
ための、参考用のエクセルです。
同じように、共通テスト利用の志望校選びで悩んでいる親御さんの、
考えを整理するきっかけになればうれしいです。
このエクセルでできること・できないこと

まずは、このエクセルで
「できること」と「できないこと」をはっきりさせておきます。
あらかじめ整理しておくことで、安心して参考にしていただけると思います。
このエクセルでできること
このエクセルは、
共通テスト利用で志望校を考えるときに、
点数を整理して、全体を見渡すことを目的にしています。
具体的には、次のような使い方ができます。
- 模試の結果を入力して、大学ごとに点数を並べて比較する
- 大学ごとの配点を入力し、自分なりの条件で見てみる
- 英検利用あり・なしを切り替えて、違いを確認する
- 国語をどこまで使うか(現代文・古文・漢文)を選んで整理する
- 複数回の模試結果をもとに、志望校の変化を考える

今の点数で、どの大学が現実的なのかを整理したいときに助かるね
正確な答えを出すためというより、
「今の立ち位置を把握する」
「考える材料をそろえる」
ためのエクセルだと思っていただければと思います。
このエクセルではできないこと
一方で、このエクセルには対応していないこともあります。
誤解を防ぐため、こちらも正直にお伝えします。
- 正確な換算点の算出や、合否の判定
- 大学公式の最新ルールを反映した自動計算
- すべての教科数・すべての入試方式への対応
このエクセルは、
私の子どもが「3教科型」の共通テスト利用だったため、 それ以外のケースには対応していません。

最終判断は、必ず公式情報を確認してね
点数の最終確認や、
実際の出願判断については、
必ず大学の公式サイトや模試の成績表をもとに行ってください。
「正確さ」より「考えやすさ」を大切にしています
このエクセルは、
正確な答えを出すためのツールではありません。
親として、
「この大学は今どのあたり?」
「この条件ならどう見える?」
と考えるための、補助的な道具です。
模試の結果を見るたびに、
頭の中だけで整理するのがつらかった私自身の経験から、
「考えやすさ」を一番大切にして作りました。
同じように悩んでいる方の、
気持ちを整理するきっかけになればうれしいです。
エクセルの中身と使い方(この表で何をしているのか)
ここでは、私が作成した「大学別点数整理エクセル」が、
実際にどんな考え方で作られているのかを説明します。
一見すると少し複雑そうに見えますが、
やっていることはとてもシンプルです。

この表は「共通テストの点数を大学ごとに当てはめて整理する」ためのもの
このエクセルは、共通テストの点数を、大学ごとの条件に当てはめて整理する
ための表です。
大学によって、
・配点が違う
・使う教科が違う
・英検のみなし利用がある
といった条件があるため、
模試の結果をそのまま見ても、
志望校ごとの位置が分かりにくいことがあります。
そこでこの表では、
「大学側の条件」と「子どもの点数」を一度並べて、
落ち着いて考えられるようにしています。
① まず、共通テストの点数を入力します

左側の入力欄に、
模試などで出た共通テストの点数を入力します。
- 英語(Reading・Listening)
- 国語(現代文・古文・漢文)
- 選択科目
ここは、ただ点数を入れるだけです。
計算を意識する必要はありません。

まずは、模試の点数をそのまま入れればいいんだね
「選択科目」と書かれている欄に、
実際に受けている教科名を入力できるようにしています。
たとえば、
「地理」「日本史」「生物」など、
選択している教科名を入力すると、
右側の集計用の表にも、その教科名が自動で反映されます。
② 次に、大学ごとの条件を入力します

中央の入力欄では、大学ごとの条件を入力します。
- 大学名・学部名
- 各教科の配点
- 英検のみなし利用があるかどうか。何割とれているか。
- 国語で使う科目(現代文・古文・漢文)
チェックを入れるだけで切り替えられるようにしているので、
「この大学は古文を使う」「ここは使わない」
といった違いを整理しやすくなっています。
③ 採点に使う教科を選びます

大学によっては、
「この教科は使う」「この教科は使わない」
という指定があります。
そこでこの表では、
採点に使う教科にチェックを入れる
仕組みにしています。
これにより、同じ点数でも、
大学ごとの条件に合わせた見え方ができます。
④ ボーダー点と見比べて、今の位置を確認します

その大学のボーダー点を入力すると、
合計点がボーダーを超えているかどうかで、
色が変わるようにしています。
- ボーダーを超えている場合:ピンク
- 超えていない場合:青
これは合否を判断するためではなく、
「今の点数がどのあたりにあるのか」を感覚的につかむため
の表示です。

数字を計算するより、色で見たほうが分かりやすいね
私がこの表でやりたかったこと
私がこのエクセルを作った一番の理由は、
正確な点数を出すことではありません。
模試の結果を見るたびに、
「この大学はどうだろう?」
「条件が違うと、どう見える?」
と、頭の中で考えるのが大変だったため、
一度、全部を表に出して整理したかった
というのが本音です。
この表は、
答えを出すためのものではなく、
親が冷静に考え、子どもと一緒に受験の戦略を立てるための道具として作っています。
大学別点数整理エクセルを無料で配布しています
ここまで読んで、
「自分も、整理するための表がほしいかも」
と思われた方に向けて、
この大学別点数整理エクセルを無料で配布しています。
私自身が、
模試の結果を見るたびに
頭の中だけで考えるのが大変で作ったものなので、
同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。
ダウンロードについて
このエクセルは、無料でダウンロードできます。
特別な登録などはありません。
下のリンクから、
▼▼「共通テスト利用エクセル」をダウンロードできます。

まずは、自分の家の条件で整理してみたいね
【注意】入力するセルについて
色がついているセル以外には、関数や途中計算が入っています。
入力すると計算結果がずれる可能性がありますので、
入力は色付きセルのみにしてください。
使うときの注意点
このエクセルは、
正確な点数計算や合否判定を目的としたものではありません。
- あくまで、考えるための参考用です
- 配点や条件は、必ず公式情報をご確認ください
- 最終的な判断は、模試結果や大学公式サイトをもとに行ってください
また、このエクセルは
私の子どもが「3教科型」の共通テスト利用だったため、 それ以外の教科数・方式には対応していません。
こんな使い方をしてもらえたら
このエクセルは、
「合格・不合格を決めるため」のものではなく、
親が冷静に考え、 子どもと一緒に受験の戦略を立てるための道具
として作っています。
模試の結果を見ながら、
「この大学はどう考える?」
「今後、どこを目指そうか」
「この教科の点数をあと何点のばせたらどうなる?」
と話すための材料として、
無理のない範囲で使っていただけたらと思います。

全部を一人で抱え込まないようにね
スケジュール管理も、同じように大切でした
点数を整理して志望校を考えていく中で、
もう一つ大切だと感じたのが、
出願や試験日などのスケジュール管理です。
今の大学入試は、
一つの大学でも方式が複数あり、
親が全体を把握しておかないと混乱しやすくなっています。
そこで、
大学一般入試のスケジュールを
一覧で管理できるエクセルも作りました。

日程が整理できると、気持ちも落ち着くよ


