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AIでLINEスタンプは簡単に作れる?実際に作って分かった本当の難しさ

AI

AIを使えば、LINEスタンプも簡単に作れる。

正直に言うと、私はそう思っていました。

かわいいキャラクターのイメージを伝えて、

「この雰囲気で40枚お願いします。」

そうお願いすれば、AIが統一感のあるLINEスタンプを作ってくれると思っていたんです。

ところが実際は、想像していたものとは少し違いました。

AIは、本当にたくさんのアイデアを出してくれました。

「そんな表現もあるんだ」と思うメッセージを提案してくれることもありますし、
かわいい画像ができて「すごい!」と感動したことも何度もありました。

でも、その中から

本当に使えるLINEスタンプ」に仕上げるのは、人の仕事でした。

メッセージを選ぶこと。

構図を考えること。

思いどおりの画像になるまで修正すること。

同じキャラクターを40枚そろえること。

どれも、始める前には想像していなかったことばかりです。

この記事では、実際にAIでLINEスタンプを作ってみて、

始める前の私が知っておきたかったこと

を、実体験をもとに紹介します。

AIなら「イメージを伝えるだけ」で40枚完成すると思っていた

私が最初にAIでLINEスタンプを作ろうと思ったきっかけは、
年末に手術を控えた母のためでした。

少しでも明るい気持ちになってもらえたら…。

そんな思いで、おばあちゃんのLINEスタンプをプレゼントしようと考えたのです。

当時の私は、

「AIにキャラクターのイメージを伝えれば、あとは40枚のLINEスタンプを作ってくれる。」

そんなイメージを持っていました。

そして実際に作ってみると……

「えっ、こんなに簡単に作れるの?」

と、本当に驚きました。

かわいいおばあちゃんのイラストが次々と出てきて、

「AIってすごい!」

と感動したのを覚えています。

最初のうちは、それだけで十分満足していました。

ところが、何個かスタンプを作っていくうちに、
少しずつ違和感を覚えるようになったのです。

「あれ……。」

「なんだか、どれも似ている気がする。」

構図も似ている。

メッセージも似ている。

もちろん、一つひとつを見ると、どれもかわいいスタンプです。

でも40枚並べてみると、同じようなポーズや同じような雰囲気のスタンプが増えてしまうことに気付きました。

その頃から、

AIにお願いするだけでは、私が本当に作りたいLINEスタンプにはならない。

と思うようになりました。

AIは本当に便利です。

でも、自分のイメージを形にするには、自分自身が考え、
それをAIへ伝えることがとても大切だったのです。


難しさ① テーマを細かく決めないと、似たメッセージばかりになる

LINEスタンプを作り始めて最初に感じたのは、

ChatGPTはメッセージを考えるのが本当に上手だということでした。

「日常で使えるLINEスタンプのメッセージを40個考えてください。」

とお願いすると、驚くほどたくさんのアイデアを出してくれます。

一人で40個考えるより、何倍も早く進みました。

特に、

「おはよう」

「ありがとう」

「おつかれさま」

など、日常でよく使うメッセージは、とても自然な案を提案してくれます。

ところが、テーマ性のあるLINEスタンプになると少し事情が変わってきました。

「かわいい雰囲気で」

「家族向けで」

「少しクスッと笑える感じで」

とお願いすると、それらしい案は出てきます。

でも実際に見てみると、

これは実際には使わないかな…。

と思うメッセージも意外と多く混ざっていました。

また、

「・・・」

「!!」

「💦」

だけのリアクションや、文字を入れずに表情や動きだけで気持ちを伝えるスタンプも、LINEではよく使います。

でも、こうしたスタンプは、こちらからお願いしない限り、最初の提案にはほとんど入ってきませんでした。

そこで私は、

  • 誰が使うスタンプなのか
  • 誰に送るスタンプなのか
  • 敬語なのか、普段使いなのか
  • 少しシュールな雰囲気なのか
  • 無言スタンプも入れたいのか

など、テーマや条件を細かく伝えるようになりました。

すると、メッセージ全体のバランスがぐっと良くなり、

「このスタンプなら実際に使いたい。」

と思えるものが増えていったのです。

今では、

AIに40個考えてもらう」

というより、

AIと相談しながら40個を一緒に作る

という感覚で制作しています。


難しさ② メッセージに合う構図を考える方が難しかった

メッセージが決まれば、次は画像です。

私は最初、

「AIなら、メッセージに合った構図も考えてくれるだろう。」

と思っていました。

実際に使ってみると、その予想は半分当たりで、半分外れでした。

AIは、こちらが何も指示しなくても、それらしい構図を考えてくれます。

さらに、

「全身・上半身・顔アップをバランスよく入れてください。」

「正面だけでなく、横向きや斜め向きも混ぜてください。」

とお願いすると、カメラアングルにも変化をつけ、
構図のバリエーションも考えてくれます。

洋服も、

「部屋着や外出着、季節に合った服も混ぜてください。」

と伝えれば、全体のバランスを見ながら変えてくれます。

小物や他の登場人物を入れたい場合も、

全部のスタンプに入れるのではなく、

必要な場面だけに配置するなど、全体のバランスを考えて提案してくれることもありました。

ここはAIのすごいところだと感じています。

ただ、自分の頭の中にあるイメージをそのまま形にしたいときは話が別でした。

例えば、

  • 「おはよう」なら、家の両開き窓を大きく開け、朝日を背にしながら元気いっぱい挨拶している構図
  • 「今向かっています」なら、スケートボードに乗って颯爽とこちらへ向かってくる構図
  • 「連絡して」なら、スマホの画面の中からキャラクターが飛び出して、大きく呼びかけている構図

こんなふうに、

自分の頭の中にある一場面をそのまま表現したいときは、

動きや表情だけでなく、小物や背景、カメラアングルまで具体的に伝えなければ、
なかなか思い描いた画像にはなりませんでした。

AIは、たくさんのアイデアを提案してくれます。

でも、

私が頭の中で思い描いている1枚」を作るには、
そのイメージを具体的に伝えることが大切だったのです。

難しさ③ 思いどおりの画像にするには何度も修正が必要だった

メッセージが決まり、構図も決まりました。

「これで、あとは画像を作るだけ。」

最初はそう思っていました。

実際にAIは、一度で素敵な画像を作ってくれることもあります。

「これで十分!」

と思える画像ができることも少なくありません。

でも、自分のイメージにぴったり合う画像となると話は別でした。

例えば、

「手足をもう少し細くしたい。」

「笑顔はこのままで、目だけ少し優しい雰囲気にしたい。」

「洋服だけ変えて、顔や体型はそのままにしたい。」

そんな修正をお願いすると、今度は別の部分まで変わってしまうことがあります。

顔の雰囲気が変わったり、

頭身が少し変わったり、

髪型まで変わってしまったり…。

「そこは変えなくてよかったのに。」

と思うことも何度もありました。

だから私は、一度にたくさん修正をお願いするのではなく、

一つずつ確認しながら調整するようになりました。

また、AIへの伝え方も少しずつ変わっていきました。

最初は、

「もっとかわいくしてください。」

「もう少しバランスを良くしてください。」

というお願いの仕方でした。

でも、それではAIも

「どこをどう変えればいいのか」

が分かりません。

そこで、

「顔はそのままで、手足だけ細くしてください。」

「髪型は変えずに、洋服だけ夏服へ変更してください。」

というように、

変えてほしい部分と、そのまま残してほしい部分を分けて伝えるようにしました。

すると、修正の精度がぐっと上がり、
イメージに近い画像ができることが増えていったのです。

もう一つ感じたのは、画像の作り方にも効率の良い方法と悪い方法があるということでした。

一度に複数枚のスタンプを作ってもらえば、制作はとても効率的です。

でも、その分、一枚ごとの構図や動きを細かく指定することが難しくなります。

その結果、

「どれも似たようなポーズになってしまった。」

「正面を向いた構図ばかりだった。」

ということも少なくありませんでした。

反対に、一枚ずつ細かく指示を出せば、自分のイメージには近づきやすくなります。

ただ、その分、画像生成の回数はどうしても増えてしまいます。

私は何度も作り直しを繰り返したため、
画像生成の利用回数の上限に達してしまうことも何度もありました。

本格的に40枚のLINEスタンプを作るなら、画像生成サービスへの課金は、
ある程度必要になると私は感じています。

だから今は、いきなり40枚を作るのではなく、

まずは数枚でキャラクターや画風を確認し、納得できてから続きを作るようにしています。

その方が、結果的に作り直しが減り、時間も画像生成回数も節約できました。

AIは、本当にたくさんの画像を作ってくれます。

でも、

私が頭の中で思い描いている1枚」を作るには、
そのイメージを具体的に伝えながら、一緒に少しずつ仕上げていくことが大切でした。

今振り返ると、一番時間がかかったのは画像を作ることではなく、
「どんな画像にしたいのか」を言葉で伝えることでした。

難しさ④ 同じキャラクターで40枚揃えることは別世界だった

1枚だけなら、AIはとても素敵なイラストを作ってくれます。

でも、LINEスタンプは40枚が1つの作品です。

並べたときに、

「同じキャラクターだ。」

とすぐ分かることが、とても大切でした。

ところが、画像を何度も作り直していると、少しずつキャラクターが変わってしまうことがあります。

顔の形が少し違う。

目の大きさが変わる。

髪型や服装が少し変わる。

頭身が変わる。

手足が少し太くなる。

1枚だけを見ると気にならない違いでも、40枚並べると統一感がなくなってしまいます。

最初の頃は、

「かわいい画像ができた!」

と喜んでいたのですが、後から並べてみると、

「これ、本当に同じキャラクターかな?」

と思うことが何度もありました。

そこで私は、途中から「基準画像」を作るようになりました。

まずは数枚だけ作り、

「この顔、この体型、この画風でいこう。」

という1枚を決めます。

そして、その画像を基準にして、

「このキャラクターと同じ顔・同じ体型・同じ画風で作ってください。」

とお願いするようになりました。

ただ、基準画像を作れば、それだけで最後まで同じキャラクターになるわけではありませんでした。

制作を続けていると、少しずつ雰囲気が変わってしまうことがあります。

そこで私は、

「最初に承認した基準画像を参考にしてください。」

「顔・体型・画風は基準画像と同じにしてください。」

「変更するのは洋服だけにしてください。」

というように、制作の途中でも何度も基準画像へ戻るようお願いするようになりました。

AIは、一度覚えたキャラクターを、そのままずっと描き続けるわけではありません。

だから私は、AIに基準画像を思い出してもらう」ような感覚で、
何度も基準画像を見直してもらうようにしています。

また、40枚を一度に作るよりも、まず数枚だけ試作して確認し、
納得してから続きを作る方が、結果的に修正も少なく、完成度も高くなりました。

遠回りに見える方法ですが、この進め方が一番効率的だったと感じています。

今では、

最初の基準画像をどれだけ丁寧に作るか

そして、

制作中も何度も基準画像へ立ち返ること

この2つが、40枚すべてに統一感を持たせる一番大切なポイントだと思っています。

AIは一度指示すれば終わりではありません。

ときどき「最初の約束」を思い出してもらうことで、
少しずつ理想のキャラクターに近づいていくのだと感じています。

今なら、こんな手順でLINEスタンプを作ります

最初にAIでLINEスタンプを作った頃は、思いつくままに画像を作っていました。

でも、何度も作り直すうちに、私なりの進め方ができてきました。

今なら、次のような順番で制作します。

① まずテーマを決める

「誰が使うスタンプなのか」

「誰に送るスタンプなのか」

「かわいい系なのか、シュール系なのか」

など、スタンプ全体の方向性を決めます。

② メッセージを考える

AIにたくさん提案してもらいながら、

実際に使う場面を想像して40個のメッセージを整理します。

③ 構図を考える

メッセージごとに、

どんな動きをするのか。

どんな表情なのか。

小物は必要か。

文字はどこに配置するか。

ここまで考えてから画像制作へ進みます。

④ 基準画像を作る

いきなり40枚は作りません。

まず数枚だけ試作し、

「この顔・この体型・この画風」

という基準画像を決めます。

⑤ 少しずつ制作する

一度に40枚作るより、

数枚ずつ確認しながら進めた方が、修正も少なく、完成度も高くなりました。

最初は遠回りに思えましたが、

今ではこの方法が一番効率的だと感じています。

ここまで紹介してきた内容は、
実際に私がLINEスタンプを作りながら少しずつ改善してきた方法です。

この記事で使用している羊毛フェルト風のおばあちゃんも、
この考え方をもとに制作しました。

「実際にどんなスタンプになったの?」

と思った方は、ぜひこちらもご覧ください。

羊毛フェルト風おばあちゃんのLINEスタンプはこちら

まとめ|AIは「お願いする道具」ではなく、一緒に作品を作る相棒だった

AIでLINEスタンプを作り始めた頃の私は、

「AIにお願いすれば、40枚のLINEスタンプが完成する。」

と思っていました。

でも実際は違いました。

AIは、たくさんのアイデアを出してくれます。

メッセージも考えてくれます。

構図も提案してくれます。

画像も作ってくれます。

でも、

「どんな作品を作りたいのか。」

それを決めるのは、やっぱり人でした。

だから私は、

AIに全部任せるのではなく、

AIと相談しながら、一緒に作品を作るようになりました。

その方が、思い描いていたイメージに近づきますし、完成したときの満足感もずっと大きくなります。

この記事が、

「AIでLINEスタンプを作ってみたい。」

と思っている方の参考になれば嬉しいです。

AIでLINEスタンプを始めてみたい方へ

この記事では、実際に制作して分かったことや、私が感じた難しさをご紹介しました。

「AIでLINEスタンプを作ってみたい」
「何から始めればいいの?」

という方は、まずはこちらの記事をご覧ください。

👉 AIでLINEスタンプを作る方法|主婦でもできた!初心者向け完全ガイド

こちらでは、AIを使ったLINEスタンプ制作の始め方から、必要なツール、作り方の流れまで詳しく紹介しています。