我が家では子どものオンライン塾や受験準備でプリントを出す機会が多く、
これまでインクジェットプリンターを使っていましたが、印字が薄くなり、インク代もかさむようになってきたので、思い切ってレーザープリンターに買い替えることにしました。
印刷枚数が多い家庭では、やっぱりレーザープリンターが現実的。
そう考えて、Brother DCP-L2660DWとCanon Satera MF273dw
の2機種で最後まで迷いました。
しかも、Amazonで見ると価格は
Canonが約16,000円台、Brotherが約18,000円前後。
性能も似ているので、どちらにしようか本当に悩みました。

Canonのほうが安いけど、それでもBrotherにしたの?

うん、どっちにも紙送り(ADF)は付いてたんだけど、Brotherは両面対応だったの。
大学生になる子どもの資料をまとめてスキャンするには、両面が一度にできるのが便利だと思って。
購入前にレビューもいくつかチェックしました。
Brother DCP-L2660DWは「印刷・スキャン・コピーがスピーディーで、家庭でも業務レベルの効率を実現している」と評価されていました(出典:Brother公式サイト)。
一方、Canon Satera MF273dwは「軽量で印刷もきれい」とのレビューが多く、どちらも人気の理由がわかります。
この記事では、実際に比較してわかった違いと、
主婦目線で感じた印刷コスパ・使いやすさ・機能の差を正直にレビューします。
なお、Brother DCP-L2660DWの詳しい使用感や印刷スピード、音の静かさなどは、別記事で詳しくレビューしています。
使い心地をより知りたい方はこちらもどうぞ👇
▶ Brother DCP-L2660DWレビュー|主婦目線でわかった印刷スピード・コスパ・音のリアル感想
Brother DCP-L2660DWとCanon Satera MF273dwを比較|公式スペックでわかった違い
どちらの機種も家庭用モノクロレーザー複合機として人気で、
印刷・スキャン・コピーの基本性能はほとんど差がありません。
それだけに「価格の差」と「機能の細かな違い」が、購入を決める大きなポイントになります。
実際に仕様を詳しく調べてみると、印刷スピードやADF(自動原稿送り)の対応方式など、
家庭での使いやすさに直結する違いが見えてきました。
ここでは、公式サイトのスペック情報をもとに、
2つの機種の特徴をわかりやすく比較していきます。
機能比較(公式スペック)
どちらも家庭・在宅ワークに十分な性能を持つモノクロレーザー複合機ですが、細かく見ると印刷速度やADFの仕様に違いがあります。
以下はBrother・Canonそれぞれの公式サイトに基づいた比較です。
| 製品名 | Brother DCP-L2660DW | Canon Satera MF273dw |
|---|---|---|
| 印刷方式 | 電子写真方式(モノクロレーザー) | 半導体レーザー+乾式電子写真方式 |
| 印刷速度(A4片面) | 約34枚/分 | 約29枚/分 |
| 最大印刷解像度 | 最大1200×1200dpi | 最大2400dpi相当×600dpi(HQ1200モード) |
| 自動両面印刷 | 対応(標準搭載) | 対応(標準搭載) |
| ADF(自動原稿送り) | あり(両面対応・最大50枚) | あり(片面のみ・最大35枚) |
| 給紙枚数 | 250枚トレイ(A4) | 150枚トレイ(A4) |
| 接続方式 | USB/有線LAN/無線LAN(2.4GHz・5GHz) | USB/有線LAN/無線LAN(2.4GHz) |
| 対応トナー(純正) | 大容量:TN-32JXL(約3,000ページ) 超・大容量:TN-32JXXL(約5,000ページ) | 標準:CRG-071(約1,200ページ) 大容量:CRG-071H(約2,500ページ) |
| 対応ドラム | DR-32J(約15,000ページ・トナー分離型) | トナー一体型(ドラム独立なし) |
どちらもWi-Fi印刷に対応していて、スマホアプリからの印刷も簡単です。
大きな違いはADFの両面対応と印刷スピード。家庭での大量プリントにはBrotherの方が効率的でした。
価格とランニングコストの比較(公式情報)
本体価格はCanonの方が少し安め(約16,000円台)ですが、
長く使ううえではトナーとドラムのランニングコストも重要です。
以下はBrotherとCanonの純正トナー・ドラムの公式対応情報をもとにした比較です。
| 製品名 | Brother DCP-L2660DW | Canon Satera MF273dw |
|---|---|---|
| 大容量トナー | TN-32JXL(約3,000ページ)/約9,800円 | CRG-071H(約2,500ページ)/約9,880円 |
| ドラムユニット | DR-32J(約15,000ページ・約9,900円) | トナー一体型(交換時にドラムも同時更新) |
| 1枚あたり印刷コスト(公式目安) | 約3.3円/枚 | 約4.5円/枚 |
| ドラム交換タイミング | 約12,000〜15,000枚(3〜5年) | トナー交換ごとにリフレッシュ |
| 長期的コスパ | ◎トナーだけ交換できて経済的。印刷が多い家庭に最適。 | ○一体型で手軽だが、長期的にはややコスト高。 |
トナーとドラムが分離しているので、日常的にはトナーだけを交換すればOK。
ドラムは約15,000ページ(3〜5年)で交換目安ですが、交換費用を考えると買い替え時期と重なることが多く、長く使うほどコスパが高く感じます。
トナーとドラムが一体型で交換がラク。
ただし、そのぶんトナー価格にドラム分も含まれるため、1枚あたりのランニングコストはBrotherよりやや高めになります。
※ちなみに「ドラム」とは?
レーザープリンターの心臓部ともいえる部品で、トナー(粉状インク)を紙に転写する役割を持っています。
コピー機の感光体のようなもので、長期間使うと摩耗して印字が薄くなったり、かすれが出たりすることがあります。

Canonの方が本体は安いけど、長く使うとどうなの?

トナー代を考えると、長期的にはBrotherの方が安いの。
両面ADFも付いてるから、使い勝手とコスパのバランスがちょうどいいと思ったよ。
ドラム交換のタイミングと長持ちのコツ
Brotherのドラム(DR-32J)は、公式では約15,000枚が交換目安ですが、
実際の家庭使用では3〜5年以上使えるケースが多いです。
印刷内容や使い方によっては、2万枚以上印刷しても問題ないこともあります。
こうしたサインが出たら交換の目安です。
トナー交換時に軽くドラムを清掃したり、湿気の少ない場所に設置することで、より長く使うことができます。

ドラムって15,000枚で交換って書いてあるけど、もっと長く使えそう?

うん、家庭なら3〜5年以上もつことが多いよ。
印字がかすれたりスジが出たときが、ちょうど交換のサインかな。
月200枚ペースで10年間使った場合のランニングコスト比較
家庭で月200枚(年間約2,400枚)ほど印刷する場合を想定し、10年間(合計24,000枚)で必要になるトナー・ドラムなどの消耗品コストを比較しました。
Brotherは7年目でドラムを1回交換、Canonはトナー交換のみの前提です。
| 項目 | Brother DCP-L2660DW | Canon Satera MF273dw |
|---|---|---|
| トナー型番(大容量) | TN-32JXL(約3,000枚) | CRG-071H(約2,500枚) |
| トナー交換回数(10年間) | 8回(約78,400円) | 10回(約98,800円) |
| ドラム交換 | 1回(約9,900円) | 不要(トナー一体型) |
| 10年間の合計コスト | 約88,300円 | 約98,800円 |
| 差額 | Brotherが約1万円お得 | |
トナー1本あたりの印刷枚数が多いBrotherは、長く使うほど交換回数が少なくなり、
10年間で約1万円のコスト差が生まれます。
ドラムを1回交換するだけで済む構造なので、
ランニングコストを抑えたい家庭にはBrotherが有利といえます。

10年使ったらBrotherのほうが1万円も違うんだ!

そうなの。トナーの持ちがいいから、長く使うほどお得になるのよ。
10年間で見ても、Brotherはトナー効率の良さとドラム交換でコストを抑えられるのが魅力です。
一方、Canonはドラム交換が不要で管理がシンプル。
どちらを選ぶかは「印刷コスト」か「手軽さ」かで決まりそうです。
どんな家庭に向いている?BrotherとCanonの選び方
ここまで10年間のコストや構造を比較してみると、どちらの機種も優秀で、印刷品質に大きな差はありません。
ただし「印刷量の多さ」や「手間のかけ方」によって、向いている家庭が少し違います。
印刷頻度が高い・プリント枚数が多い家庭はBrotherがおすすめ
子どものプリント、仕事の資料など、毎月ある程度印刷するならBrother DCP-L2660DWが頼もしい存在です。
トナーの持ちがよく、1回のドラム交換で長期間使えるので、長く使うほどコスパが良くなるのが特徴です。
- 月200枚以上印刷する家庭
- 教材・資料などモノクロ印刷が多い
- 長期的にコストを抑えたい
- プリンターのメンテナンスが苦にならない

印刷量が多い家庭なら、Brotherのほうが安心なんだね。

うん、トナーの減りが遅いし、ドラム交換で長く使えるからコスパ重視派にはぴったりだよ。
印刷枚数が少ない・手軽に使いたい家庭はCanonがおすすめ
一方、印刷頻度が低い家庭や、「できるだけ手間を減らしたい」という人にはCanon Satera MF273dwが向いています。
トナーとドラムが一体型で、交換時に迷うことがなく、管理がシンプルで扱いやすいのが魅力です。
- 月100枚前後の印刷が中心
- 頻繁に使わないが、すぐ印刷できる手軽さが欲しい
- トナー交換を簡単に済ませたい
- 「ドラム交換」と聞くと少し不安に感じる

手間をかけずに使いたいならCanonがいいかも。

そうだね。印刷枚数が少なければ、Canonの一体型のほうがラクだよ。
印刷量で選べば失敗しない!
どちらの機種も印字のきれいさや操作のしやすさには定評があります。
だからこそ、選ぶ基準は「どのくらい印刷するか」。
- 印刷量が多い → Brother DCP-L2660DW
- 印刷量が少ない → Canon Satera MF273dw
どちらを選んでも後悔しない性能ですが、
家庭での使い方に合わせて選ぶことで、無駄なコストやストレスを減らすことができます。

なるほど、印刷量で選べばいいのか!

そうなの。どちらも優秀だから、「うちの使い方」に合う方を選べば正解だよ。
【価格比較】Brother DCP-L2660DWとCanon Satera MF273dwをお得に買うには?
どちらのプリンターも、家電量販店よりもネット通販のほうが安く購入できることが多いです。
実際、家電量販店ではインクジェットプリンターの取り扱いが中心で、
レーザープリンターの品揃えはかなり少なめでした。
私も最初はお店で実物を見て決めようと思っていたのですが、
希望の機種がほとんど置いておらず、最終的にはネット通販で購入しました。
在庫も豊富で、価格も比較しやすく、配送もスムーズだったので正解でした。
ここでは、主要3サイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)のリンクをまとめています。
最新価格はタイミングによって変動するため、購入前に3サイトで比較チェックするのがおすすめです。
※価格は日々変動します。特にセール期間中(楽天スーパーSALE・Amazonタイムセール祭りなど)は、クーポンやポイント還元を活用するとさらにお得に購入できます。

家電量販店に行ったけど、レーザーってあんまり置いてないね。

そうなの。お店はインクジェットが中心だから、レーザーを買うならネットが確実だよ。
在庫もあるし、ポイント還元でお得に買えるよ。

